映画化に続き、今秋ドラマ化される海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』。原作の上下巻を読了しましたので、感想を記しておきます。結論から言うと、どうして「このミス」で大賞を取ったのか理解に苦しみます。 確かに、進行が良く、ぐいぐい引きこまれます。さらに、登場人物のキャラクターもとても良いです。医療の専門用語も多用されていますが、素人でも理解できる範囲だとも思います。読みながら映像が浮かぶほど。とても面白いと思います。 しかし! 肝心の事件の動機が非常に弱いんです。これはミステリファンとしては納得できません。 犯人が犯行に及ぶその瞬間、そしてその後が一番、その人の本能が表れると思うし、そのあたりの描写がとても重要だと思うんです。動機といいますか。そこが非常に弱いんです。スルーしています。 ひょっとしたら作者は違う意図を表現したかったのかもしれません。 でも、いちミステリファンとして、これは「ミステリじゃない」と感じた作品でした。 ちなみに私は映画は見ていません。見たら感想かわるかな!?
10月から日経新聞夕刊の新聞小説に篠田節子氏の連載がスタートしました。
夕刊の新聞小説は今まで気に留めていなかったので、気がついたのが昨日でした。あわてて、前日の夕刊もひっぱりだして、なんとか初回から読むことが出来ました。 篠田節子氏の小説(主にミステリー)が大好きで、ほとんどの作品は読んでいます。 たまーに私の苦手なオカルトネタ(!?)な作品もあるのですが... まさか篠田氏の連載がはじまるとは全く知らなかったので、ネットで色々検索してみると 全く、情報がヒットせず... ところが!なんと挿絵を担当されている影山徹さんのブログがヒットしました(驚) 現在、神楽坂が舞台になっているのですが(最近、神楽坂がはやっていますね) どうも影山徹さんのブログによると、今後の小説の舞台は新潟のようです。 新聞小説は短くて、とても読みにくいのですが、ちょっと楽しみになりました。 ちなみに、篠田作品でオススメは『女たちのジハード』かな。 元気になりたい女性にオススメ(^^) 久しぶりのミステリーネタ。新刊がとうの昔に出ていたなんて、ファン失格だわ(汗)しかも、私の大好きな絵画修復ネタ。あーなんてこった!最近、読書量が一気に落ちていたのが敗因。9月になったことだし、読書の秋といこうじゃないの。北森鴻著 『深淵のガランス』 【あらすじ】花師として名を馳せる佐月恭壱のもう一つの顔は絵画修復師。大正末から昭和初期に活躍した画壇の大家・長谷川宗司の孫娘・真弓の依頼を受けた佐月は、宗司の妻が終生愛した曰くつきの傑作を修復することになり、描かれたパリの町並みの下に別の絵が隠されていることに気づく。それを知る真弓の元夫が奇妙な話を持ちかけてきた……。 表題作「深淵のガランス」、岩手の洞窟壁画と分割された絵の謎に迫る「血色夢」、中篇2つを収録。 一気に読んでしまいました。新キャラの登場です。絵画修復師・佐月恭壱はシリーズ化されること間違いなし。というか、シリーズ化してくれないと生殺し状態(^^; そして、なんと驚くことに、お馴染みの女旗師・宇佐見陶子も脇役として登場しているんです!や、はっきり名前は出てきません。私も「まさかなぁ...」と思って読んでいました。冬狐堂シリーズの雰囲気とまるで違うんです。妖艶な雰囲気をかもしだしているし、なんかすっごく”年上の女”という感じでした。作者本人が「宇佐見陶子も脇役として登場」と言っているんですから間違いありませんね。ちょっと違和感あり、です。でも二人が共演する物語には大いに期待します。 さてさて、新キャラの佐月恭壱。とてもカッコ良い役です(^^) なんか、漫画の『ギャラリーフェイク』を思わせるのですが... 絵画修復の細かい作業工程も垣間見られて、美術ミステリー系が好きなものにはたまりません。登場人物すべてが一癖ありそうな人ばかりで、今後のシリーズ、大いに期待! 骨董は冬狐堂、民俗学は蓮丈那智、そして絵画は佐月恭壱...となっていくわけですね。その他にもバー「香菜里屋」のマスター工藤もいるし。これらの登場人物が一堂に会することもありそうですね。新キャラ登場は嬉しいわ~新刊待ってます!>北森先生 先週末、吉祥寺の本屋で見かけた山積みの岡嶋二人著『99%の誘拐』どうして今頃?とビックリした。帯を読むと宝島社「この文庫がすごい!(2005年版)」ミステリ&エンタメ部門で第1位になったらしい。ひぇ~確かにこの本は面白い!(岡嶋二人作品は全作読んでいる私です)でも、どうして今頃??と不思議に思った。私が読んだのはもう10年以上前です。なぜ??調べてみると講談社文庫から2004年に発行されていることが判明。私が持っている「99%の誘拐」の文庫は徳間文庫。ちなみに初版は1990年。ちなみにこの写真も講談社文庫のもの。ん~出版社の力関係のようなものが伺えますなぁ。 ま、それはいいのですが、岡嶋作品はオススメです。ちょっと時代背景が古くなった感はありますが、とても面白いです。ただ、『おかしな二人』は岡嶋作品を楽しみたい方は読まない方がいいでしょう。夢こわれます... 岡嶋二人の作品を夢中になって読んでいた頃を思い出して、とても懐かしく思いました。もう新作は永遠に見ることはないでしょうから、ちょっと寂しいのです。 #余談ですが”岡嶋二人”は井上泉と徳山諄一のペンネームです。 ところで、最近のオススメって何でしょうか。 東野圭吾もハードカバーを買う気がおきなくなっている今日この頃です。 (あぁ、「白夜行」のドラマ化の話もいずれ...) 東野圭吾原作の長編ミステリー「白夜行」が、劇団スタジオライフによって舞台化されるそうです。東野圭吾の小説は、映画やドラマ化などはされていますが、舞台化されるのはおそらく初めてではないでしょうか。東野ファンとしてはとても興味あるところです。東野作品の最高傑作といってもいいくらいです。とても思い入れがある作品なので、舞台化されると知って正直「それってどうなの...」と思わざるを得ません。「舞台化は不可能」といわれた作品です。お読みになった方はわかると思いますが、とても一言で説明できる作品ではありません。製作記者会見に東野氏も同席していた模様。よく許可したなぁ...と思いました。 未読の方は是非!文庫にもなっています。お薦めのミステリーです。
今週末に公開される映画『レイクサイドマーダーケース』
原作は東野圭吾著『レイクサイド』です。 この本が映画化されると知ってから、パッタリと情報がなかったので、ひょっとしてお蔵入り?と思っていたところでした。 当時、発売と同時にハードカバー買いましたよ。えぇ、東野ファンですから。 しかーし、はっきり言って読了後の感想は、「...」でした。あまり面白くない。というか、結末に無理があったような気がします。それを映画化すると聴いて、「どうしてあの作品を...」と不思議に思いました。東野ファンの私でさえ。 でも配役は豪華ですよね。トヨエツ、薬師丸ひろ子、役所広司、杉田かおる&鶴見辰吾(この二人が夫婦役とくれば、あれを思い出しますねぇ)。で、時期が悪かった。「負け犬」キャラの杉田氏が電撃結婚後、初の公の場に登場ということで、昨日の完成披露試写会の宣伝映像は全て杉田氏のコメントのみとなってしまった。どの局も映画の宣伝なし。まじかよー この豪華メンバーの舞台挨拶映像がなし??不運としかいいようがない。 それにしても最近の東野圭吾氏は力を出し切ってしまったのか、どうも出す本ことごとくイマイチなのだ。新刊『さまよう刃』がでましたが、ハードカバーで購入する意欲が失われつつあります。『白夜行』を凌ぐ作品が見たいものです。
今年もこの季節がやってきました。
しかーし、ベスト10を見てあんぐり。なんと1冊も読んでないΣ( ̄ロ ̄ll) ミステリー読みな私が...。ランクインしている作品、私の読まない系が多いような気がします。綾辻氏の館シリーズ新作、読まなくてわ...と思いつつ月日は過ぎる。常連の東野圭吾は『幻夜』さえも入っていない...あぅぅ 今年は韓ドラにハマリすぎていたからなぁ( ̄^ ̄) 来年はミステリー読み復活だぁ! ●「このミステリーがすごい!」2005年版(2004年の作品) 宝島社 【国内】 1.生首に聞いてみろ 法月綸太郎 角川書店 2.アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 東京創元社 3.天城一の密室犯罪学教程 天城 一 日本評論社 4.THE WRONG GODDBYE ロング・グッドバイ 矢作俊彦 角川書店 5.銀輪の覇者 斉藤 純 早川書房 6.硝子のハンマー 貴志祐介 角川書店 7.暗黒館の殺人(上下) 綾辻行人 講談社ノベルズ 8.犯人に告ぐ 雫井脩介 双葉社 9.臨場 横山秀夫 光文社 10.紅楼夢の殺人 芦辺 拓 文藝春秋 基本的に海外ものはあまり読まないので掲載しません。 (登場人物の名前が覚えられないの~)
氏の小説はだいたい読んでいます。先日本屋で見かけないタイトルが文庫になっていたので、さっそく購入。本日読了しました。
内容は、女流作家・大原鳳月が事故で死亡。葬儀の後、担当編集者・堀口の元に大原の秘書・若桑律子が、自分の書いた原稿を持ち込む。若桑律子が書いたというその小説は、筆が進むに従って大原が書いた文章に似てくる。大原鳳月の遺作を隠し、自分の名前で世に出そうと目論んでいるのか?謎を追う堀口が見たものは... 女の情念は憑依か?!久々のホラーエンタテインメント。 どちらかというと、氏の作品では、ホラーではなく、女性小説や芸術家小説が好きなのですが、ご本人は「私はホラー作家」といいきっております。特に直木賞をとった『女たちのジハード』は逸品。ぐいぐいひきこまれました。面白いです。 で、この『妖櫻忌』ですが、さすが得意分野!と思わせる筆力です。しかし、ホラーといいきってしまうには、物足りない気がします。私的には、これくらいで充分なんですが。 篠田作品をホラーで好きになった人にはイマイチかもしれません。 ストーリー展開にヒネリがありませんでした。 でも私は氏の見事な筆力に魅せられてしまうので、充分満足。 新作、どんどん出して欲しいなぁ。 (追伸) 小説「天国にいちばん近い島」で知られる作家の森村桂さんがお亡くなりになったと聞いてビックリ。もうだいぶ前ですが、軽井沢にある「アリスの丘」へ行ったことがあります。絵画等でも活躍されていたと聞いておりました。残念です。
パリ観光に異変 「ダ・ヴィンチ・コード」人気が影響
とうとう、パリにまで...気持ちはわかります(^^; 私も本を読んだときは、ルーブルいったら、絶対に見よう!と心に誓いましたからね。とはいえ、パリになんて一生行かれない確立の方が高そうだけど。 で、注目はこの記事の文末。 「ロン・ハワード監督、ラッセル・クロウ主演での映画化も決まっている。」 なんと、お犬さま(私が勝手にそう呼んでいる)に決定していたらしい。映画化の話しは前から知ってはいたが、主役はラッセル・クロウか...またしても筋肉ムキムキの学者な訳ね。うーみゅ。
飛行機の中で読むために持参したのが森村誠一著『人間の証明』
あっというまに読了した。 ご存知のように、20年以上前の原作。当時ベストセラーになり、ドラマや映画にもなった名作。そして、今クール、フジテレビでドラマ化されている。 劇場公開時は小学生だった気がするが、CMのキャッチコピーは今でも覚えている。 「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね…」 ジョー山中の主題歌も印象的だった。確か、刑事役は松田優作だったと思う。 などと、書店に並べられている原作を手にとり、数々の断片的な記憶が蘇った。 内容は、戦後の日本を舞台に、アメリカからやってきた黒人青年の死をきっかけに、 ある母子の悲劇を描いたサスペンス。と書くとなんだか単純なようだが、そんな陳腐なものではない。いくつもの事件がからみあって、いつしか1本の線につながる。見事な筆力。 改版されているので(なんと19版目!)、当時と現在のあとがきがあるのも面白い。 映像化されたもので、原作より優れたものは無いと思っている。 しかし、当時子供で映画館へ足を運ぶ機会がなかった私 今さらだが『人間の証明』は見てみたいと思った。 どのように映像化されているのか興味あるところ。 < 前のページ次のページ >
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