8月のクリスマス
b0006749_15501272.jpg劇場で見逃したのでDVDで鑑賞しました。ご存知、韓国映画の名作、ハン・ソッキュ、シム・ウナ主演『八月のクリスマス』のリメイクです。

リメイクが決まった当時、何度か記事にしました。あの名作をリメイクするなんて、なんて無謀なことするんだろう...と正直期待していませんでした。そのため劇場へ足を運ぶ気にならなかったのでしょう。でも今は後悔しています。やはり劇場で見るべきだったと。そしてタイトルの意味がやっとわかりました。




韓国映画『八月のクリスマス』を見たときからずっと疑問に思っていたんですよ、タイトルの意味を。出会ったのは夏だけど、どうしてクリスマスなのかな、と。それが今頃やっとわかりました。リメイクされたこの『8月のクリスマス』のセリフで。

君は神様がくれた 最高のプレゼントでした。

とても感動的な言葉でした。そしてやっと意味がわかったのです(遅)

本家と比べるな、という方が無理だと思いますが、いやいや素晴らしい出来でした。
日本映画らしい雰囲気で。もともと本家を作ったホ・ジノ監督は小津安二郎監督の影響を受けていたらしいので、その雰囲気はあったのですが、リメイク版も「単なるマネ」ではなく、独特の雰囲気をもたせ、「俺はこう作る!」みたいな長崎俊一監督の意志も感じられました。

そして主演の山崎まさよしも良かった。死を目前にした心情の切なさがよくでていたと思います。淡々とした中にも人を愛する素晴らしさが湧き上がります。
相手役の関めぐみも意外と(失礼!)良かった。笑顔がとても印象に残ります。

またその他の出演者も素晴らしい。父親に井川比佐志、兄思いの妹・純子に西田尚美、寿俊のかつての恋人・佳苗に戸田菜穂、そして寿俊の親友・亮二に大倉孝二。物語に奥行きを与えていました。そして写真館を訪れる老婦人役の草村礼子さん、もう最高の演技でした。物語がぐっとしまった瞬間です。

そしてオリジナルとは違うラスト。私は日本版の方が良かったです。
すっきりして終わらせるあたりは日本人好みかな。

微笑を浮かべながら由紀子が写真館を後にするシーン、とてもよかった。
悲しみを乗り越えて強く生きていける後ろ姿、とても輝いていました。

日本映画もまだまだ捨てたもんじゃないな、と再認識した今日この頃です。
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by uzuzun_55 | 2006-06-21 16:12 | 【映画生活】
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