トリノ五輪・アイスダンス FD
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終わりましたね、アイスダンス。三夜連続の午前3時起きの観戦。画面上とはいえ、LIVEで観られる喜びはこの上なく幸せ。少し遅れてしまいましたが、アイスダンス最後の競技、フリーダンス(以下FD)のレビューを。

アイスダンスは本来なら転倒など大きなミスは少ないので、順位の変動が大きく変ることは少ない競技です(スケーティング技術が一晩で飛躍的に伸びるなんてことはありませんからね)。ところがCD、OD、転倒者が続出、波乱が起きました。その結果、順位変動が大きくあったため、フリーはどうなってしまうのか?!と予想が難しかったです。しかし、終わってみれば、現役選手が活躍、妥当な結果となりました。悲願の金メダルを獲得したナフカ様。おめでとうございます。




優勝:タチアナ・ナフカ&ロマン・カストマロフ (ビゼー「カルメン」)
b0006749_1713786.jpg素晴らしい演技だったとこは間違いないのですが、このカップルはもっと素晴らしく踊れるはずなのですが。やはり緊張していたのでしょうか?!本来なら、もっとスピードもあるし、流れももっとスムーズです。ひょっとしたら「金メダル奪還」という重さは想像以上なのかもしれません。金メダルだけをとりにきた、という思いが伝わります。でも個人的にはこのフリープログラム「カルメン」は今ひとつ、という感じです。もっと感動させて欲しかった、という思いが強かったのですが、ナフカの涙を見たら、そんな思いもとんでしまいました。優勝おめでとう!と心から思います。

2位:タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト (「Duende」「Jaleo」ほか)
b0006749_172753.jpgベルビン、衣装がパワーアップしてますます美しい!何箇所がベルビンがごまかしている部分がありましたが、そこはアゴストの見事なリードで乗り切っていました。とにかく勢いのある演技で、若さを前面に出した好感の持てるカップルです。昨シーズンよりはるかに上達していたのがわかりました。特にアゴスト!素敵なパートナーのベルビンを美しく魅せようと上手くリードしているのがわかります。好位置で迎えたフリー、守りに入らず攻めるスケーティングをしていました。今後、もっともっと味のあるスケーティングができたら、この二人の独壇場になるでしょう。4年後も楽しみです。ベルビンの嬉しそうな顔が印象的でした。おめでとう!

3位:エレーナ・グルシナ&ルスラン・ゴンチャロフ(「フィーリング・ビギンズ」)
b0006749_1722317.jpg意外と得点がでていたのに驚きました。確かに一つ一つの要素はレベルが高いかもしれない。でも印象は薄いなぁ。いつもフリーでは失速していたように記憶していますが、今回は頑張りましたね。他の組が失速していったから、良い意味で目立ったのかもしれません。ベテラン(二人とも30歳以上)がコツコツと努力していった結果、見事表彰台にのぼれたこと、素直に敬意を表します。銅メダルおめでとう!

●4位:イザベル・デロベル&オリビエ・シェーンフェルダー(「カーニバル」)
衣装が豪華になっていました。手袋を上手く組み合わせて、面白いことしていました。テレビ観戦者にもウケても、会場のお客さんにはどうなのかな?(笑)でも面白いアイデアだと思いました。このカップルはリフトが得意です。高難度なリフトを次々と決めて、随所に手袋マジック(?!)を入れ、とても印象に残るプログラムでした。ある意味、フランスらしいなぁ~と。フリーだけなら2位、惜しくもメダル届かず。

●5位:アルビナ・デンコワ&マキシム・スタビスキー(「アルビノーニのアダージョ」)
素晴らしかった!本当に感動的でした。たぶん、今日全ての中で彼らの演技が一番心に響いた。リフトの減点は仕方ないにしても、ちょっと点が低すぎる。もっと高得点でもいいんじゃないかなー納得いかない。スピード感があって、二人の調和も素晴らしい。音楽をアイスダンスで見事に表現していた。昨年のNHK杯からここまで滑り込んできたなんて。本当に良い演技でした。

●6位:バーバラ・フーザルポリ&マウリジオ・マルガリオ(「プリンス・オブ・エジプト」)
んーご本人達はメダルを取りにきたと思うのですが、正直、よく6位になったな、という感想です。マルガリオが失敗しそうでハラハラして見ていました(爆)昨日のにらみ合いが印象強くて、演技もなんとなくチグハグに見えてしまいます。お疲れさまです。

7位:マルガリータ・ドロビアツコ&ポヴィラス・ヴァナガス(「オペラ座の怪人」)
b0006749_177269.jpgやっぱりこの二人の「オペラ座の怪人」はいいですね~欧州選手権の方がもっと感動的だったけれど、それでも他を圧倒する表現力。必要な要素を入れながら、ミュージカルを感じさせる。素晴らしいです。メダル争いから脱落してしまったのが残念でなりませんが、いいものを見せて頂いた~と心から思いました。個人的には↑より下、というのが納得いきません!

●8位:ガリト・チャイト&セルゲイ・サフノフスキー(ラヴェル「ボレロ」)
きました~ボレロ!伝説の「ボレロ」に挑戦するだけでも勇気がいること(えっと、この説明はいらないですよね?トーベル&ディーン組の説明は省きます)。今シーズン、とても調子がよく、彼らなりの「ボレロ」を演じて、わりと好印象でした。比較されることを充分承知のうえでのチャレンジ。出来も良かったです。ただ、今回の「ボレロ」は調子がイマイチだったような。

デュブリュイユ&ロウゾン組は棄権でした。
素晴らしいフリープログラム「ある日どこかで」が見られなくて、とても残念でした。この二人にとっては最後のオリンピックでした。地元開催の世界選手権で有終の美を飾って欲しい。

その他で印象に残ったのは、ホフロワ&ノビツキー組。ロシア3番手の20歳と24歳の若いカップル。今後の活躍に期待します!

日本の渡辺&木戸組が15位と大健闘!目標を15位以内、としていたそうだから見事目標達成ですね。おめでとう!フリーの演技もとても良かった。技術点でも他の組に引けを取らない点がでていました。素晴らしい!これからもますます磨いていって欲しいです。お疲れ様でした!

【アイスダンス・最終結果】

1. ナフカ&カストマロフ (200.64)
2. ベルビン&アゴスト (196.06)
3. グルシナ&ゴンチャロフ (195.85)
4. デロベル&シェーンフェルダー (194.28)
5. デンコワ&スタビスキー (189.53)
6. フーザルポリ&マルガリオ (183.46)
7. ドロビアツコ&ヴァナガス (183.21)
8. チャイト&サフノフスキー (181.16)

最終結果は⇒コチラ
フリー詳細結果
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by uzuzun_55 | 2006-02-23 16:43 | 【フィギュアスケート】
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