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台風太陽
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知り合いからチケットを譲って頂き、見てきました『台風太陽』(韓国封切:2005年6月2日)
銀座ヤマハホールで開催された、コリアン・シネマ・ウィーク2005の初日です。主催が韓国大使館 韓国文化院なためか、韓国語があちこちで飛び交っていました。席も満席でした。
今年のコリアン・シネマ・ウィークは女性監督特集です。

『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督が、今度はインラインスケートに情熱を注ぐ男の子たちのさわやかな青春群像を描いています。たぶん、今までの韓国映画には無かったものだと思います。

あらすじ...
見かけは平凡で内向的な高校生ソヨ(チョン・ジェウン)は、学校生活になじめないけれど、平凡に暮らしていた。インラインスケートを始めるようになるソヨは公園の隅で一人で練習をしていた。公園のまん中でスケートをするグループに会い、格別に華麗な妙技を見せるモギ(キム・ガンウ)のスケーティングに魅了される。そして、ソヨは、親しく話しかけてきたハンジュ(チョ・イジン)の紹介でインラインチームに合流する。
 平凡生活が一変、事業失敗(?!)で家を出てしまった両親。一人残されたソヨはインラインスケートの世界に完全に陥いる。仲間との同居で新しい人生と新しい愛、変わる自分を感じるソヨだったが...
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まず真っ先に言わせて!オープニングのアニメーションが抜群にいいです!!!
実は前日までグラフィックデザインの授業でピクトグラムを勉強したばっかりだったのです。なんとタイムリーな!!そういう目で見ると、この出だし、チョン・ジェウン監督の映像センスの良さがわかりますね~そんな感動を味わってから本編へ突入!

まずインラインスケートというもに馴染みが無い私には、この映画、とても新鮮に映りました。前作の『子猫をお願い』では、大きな声ではいえませんが、途中でウトウトしちゃったんですよね...(爆)今回は最後までしっかりと観客の心をひきつけていました。
この映画で描かれている若者たちは、どちらかといえば、反社会的な生き方をし、それゆえ一般社会とのキレツも引き起こします。しかし彼らは彼らなりに生真面目であり、インライン・スケートというものに、自分の生き方を込めているようにも見えます。チョン・ジェウン監督は決して否定的には描いていません。そのへんが今までの韓国映画とは違い新鮮に感じました。
特に主人公の高校生ソヨ(チョン・ジョンミョン)のボーッとして、優柔不断なところは、今までにない韓国映画のキャラクターで、とても自然で共感できます。日本映画の方が感性が近いかもしれません。韓国でヒットしなくても日本ではうけるのではないでしょうか。

ちなみに唯一の女性、ハンジュ役は、ドラマ「ガラスの華」のギテ妹役だったチョ・イジンです(現在BSフジで放映中の「窈窕淑女」でもチョイ役ででていますね。映画は初出演かな?)。

無名な俳優を使ったそうですが、チョン・ジョンミョンをはじめ、モギ役のキム・ガンウ、チームリーダ・カッパ役のイ・チョニ等、とても魅力的でした。役者自身が本当にインラインスケートを特訓して演じていたのも驚きです。怪我が絶えなかったことと思います。

ということで、私としては満足して家路につきました。
ひとまずご報告。



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客席でパチリ。
会場にパク・シニャン主演の『ビック・スウィンドル』のパンフが置いてありました!
絶対に見にいくぞ~
by uzuzun_55 | 2005-10-26 10:49 | 【韓国シネマ】
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