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君の中のブルー
明日の『イルマーレ THE PERFECT COLLECTION』発売を記念して、イ・ヒョンスン監督前夜祭~!初監督作品の『君の中のブルー』(1992年)を見ました!

君の中のブルー_b0006749_18391992.jpg監督:イ・ヒョンスン
出演:アン・ソンギ、カン・スヨン
あらすじ:ウェディングドレスを着たまま結婚式場を飛び出したユリム(カン・スヨン)は、ディスプレイデザイナー、ホソク(アン・ソンギ)と出会う。同僚となるが価値観が異なるため衝突が絶えない。ユリムが仕事のできる女性になることだけを願うホソク。しかし、ユリムは他の男との愛を選択し、彼の元を去り、結婚する。ホソクはイタリアへ留学をする。しばらく結婚と仕事を両立していたユリムだが、結局、専業主婦となっていた。そんな中ある日、ホソクから仕事をする昔のユリムの姿が映されたビデオテープが送られてくる。

一言...「やっぱり映像が綺麗!」
イ・ヒョンスン監督は美大出身なので、セットの配置や色彩に凝っていることがよくわかります。当時、最初の”フェミニズム映画”と称され数々の賞を獲得。また、主演のカン・スヨンは大女優として有名ですが、国際的な評価も高い女優さんなんですね(87年ベニス映画祭主演女優賞を受賞、89年モスクワ映画祭主演女優賞などなど)~そこまで有名とは知りませんでした。アン・ソンギ氏はもうみなさんご存知でしょうから、説明は省きます。
ただ、当時1992年にしては、時代的にちょっと斬新すぎたんじゃないかな~と想像します。おそらく、それまでの韓国映画には見られなかったであろう、美しい映像と美術セット。現代と比較すると古めかしい感じはしますが(特に化粧が!)。しかしながらセリフが多くなくても独特の存在感を出していたアン・ソンギ氏はやっぱり素晴らしいです。ひょっとしたら彼でないと、ホソクの役は出来ないんじゃないかな~と思えるくらい自然体でした。

映像の色を効果的に変化させ、主人公の心の葛藤のようなものが垣間見られ、ドップリとイ・ヒョンスンワールドにはまります。きっとこの頃は、キャリアウーマンを目指す女性が増えた頃ではないでしょうか。そういう意味でもきっと韓国の女性に共感を得られたと思います。
by uzuzun_55 | 2005-04-27 19:14 | 【韓国シネマ】
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